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ホーチミン廟 (Ho Chi Minh Mausoleum)
ハスの花をかたどった大理石の廟の中に、ベトナム建国の父といわれるホーチミンさんの遺体が安置されています。
ベトナム国民は、ホーチミンのことを非常に尊敬し大切に思っており、外国人観光客だけでなく、ベトナム人も多く訪れます。いつも混雑しているので、オープンと同時に行くことをオススメします。
- 住所:Ong lcn Khiem, Q. Ba Dinn
- 電話:3845-5128
- 営業時間:4~10月:7:30~10:30(土日~11:00)
- 11~3月:8:00~11:00(土日~11:30)
- 休館日:月金・
- 毎年9~11月頃にメンテナンスのため2ヶ月クローズするので要注意
- URL:ホーチミン廟公式HP
ホー・チ・ミン(Hồ Chí Minh / 胡志明)
ホー・チ・ミン(Hồ Chí Minh / 胡志明)は、ベトナムの革命家、政治家です。
植民地時代からベトナム戦争まで、民族解放と独立のためのベトナム革命を指導した建国の父です。今も国民の父として、ベトナム国民から敬愛されています。
ホーチミン市の由来
ベトナム戦争は、1975年4月30日に、サイゴン陥落によって集結しました。この日を、現在では、「解放記念日」と言います。
このベトナム戦争集結直後、解放記念日直後に、南ベトナムの首都だったサイゴンは、ホー・チ・ミンにちなんでホーチミン市と改名されました。
ホーチミン廟
ホーチミン廟は、バーディン広場の奥にあります。1973~1975年に建設されました。
ホーチミン廟の左右には「ベトナム社会主義国万歳」「偉大なるホーチミン主席は、永遠に我々の中に生きている」という言葉が掲げられていました。
バーディン広場・国旗掲場儀式
バーディン広場は、ホーチミン廟に隣接する広場で、1945年にベトナム民主主義国初代大統領ホーチミンが独立宣言行った場所として有名です。ベトナム国民にとっても神聖な場所として、訪れる人は絶えることがありません。
毎朝6:00~(冬場は6:30~)国旗掲楊式が行われます。私は、お昼すぎに見学したのですが、偶然にもベトナム国旗が掲げられるのを見学することができました。ガイドさん曰く、日中に国旗掲楊式をお目にかかれることはほぼないそうです。ラッキーな時間でした。上の写真をご覧ください。
紫外線対策を忘れずに
ハノイ観光の際には、紫外線対策を忘れないようにしましょう。遮るもののない暑さと紫外線が容赦なく注ぎます。私は、UVカットの上着と帽子だけだったのですが、日傘を持っていけばよかったと思いました。
遺体は本物なの?
ホーチミン廟の館内には、ホーチミンの遺体がガラスケースの中で安置されていますが、この遺体は本物なのでしょうか?
答えは、「本物」だそうです。特殊な技術で、腐敗しないような処置が施されています。ベトナム戦争中から何度も移動させられて、ようやくホーチミン廟に落ち着きました。
ホーチミンは、自分が死んだ後は、「火葬をして、ベトナム全土に分骨すること」を望んでいました。そのため、ホーチミンの意思に反して、ホーチミン廟に安置されているということになりますね。いつかホー・チ・ミンの意思が実現する時が来るのでしょうか。
それだけ、ベトナム人にとって、大切な存在だということでしょう。
館内
建物の正面入り口から館内に入ります。白い制服を着た兵士がいつも2名立っています。微動だにしません。建物内も何人もの兵士によって厳重に警備されています。
ホー・チ・ミンの遺体は、安らかな顔をされているようです。
注意点
ホーチミン廟の館内に入る際には、厳しい規則があります。
- 肌の露出は禁止(ノースリーブ・ハーフパンツなど不可)
- 写真撮影は禁止(カメラなどは入館前に預けます)
- 会話・立ち止まり禁止
私がホーチミン廟を観光した時は、とても良いお天気でした。
ホーチミン廟周辺には、「ホーチミンの家」、「一柱寺」、「ホーチミン博物館」などの主要な観光地がありますので、合わせて見学しましょう。